2010年09月04日20:18
三ヶ日町、日比沢に、大昔、大楠がありました。
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三ヶ日町の昔ばなし 【民話と伝説】
目通り、周囲22メートル余・樹高40メートル余。 幾多の街道記にも記された
大木であったが、明治33年伐採され、根まで掘り取られて樟脳を採取された。
後に、楠木屋の先祖 鈴木七平 が 楠神社を建立し祀っていた。
今は、蜜柑畑になっているが、元あった場所に楠神社も改築して当主が毎朝夕
お参りしている。
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◆ 日比沢の大楠
http://taguti0921.blog66.fc2.com/blog-entry-71.html
【鈴木家所有の楠の掛け軸絵】
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今から、だいぶ昔のことである。
三ヶ日町の日比沢に、世にも珍しい大楠があった。
日比沢は、本坂峠に近い村なので、昔は参勤交代の大名たちが通った。
ある時、この大楠を見た大名が、「これは大きい。どのくらいあるか測ってみよ、
そうだ向こう側に行って、槍を構えてみよ」 と言った。
家来が、6メートルの大槍を横に構えて見たが、穂先も、石づきも見えなかった
ということである。 当時の幹の周りは、 5丈1尺、 約15、5メートル、
高さは13間というから、 23メートル。 枝をはると、5アールもあったというから、
実に大きなもので、あったのである。 この幹の中に大きな穴があいていて
その中には沢山の狐が住んでいた。 この狐たちは別に悪いことをするでもなかったので、
村の人は、どうということはしていなかった。 ところで、ある冬の朝だった。
この狐たちがやかましく鳴き出した。 「どうしたんだろう。バカに鳴くな」
村の人達が、そういっている時、この楠の大枝が、どう、と落ちてきたということである。
それは明治10年(1877)年のことだったという。 そして、それからほどなく、
楠全体が倒れてしまい、狐たちも、どこかに宿がえしたという。
三ヶ日町教育委員会【民話と伝説】
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熱海の来宮神社へ行った時に見た、大楠と同じくらいの大きさだったんでしょうね~
◆ 天然記念物 大楠
http://rebox.hamazo.tv/e2483278.html
楠の中には、たくさんの狐が住んでいた・・・とあります。
熱海の来宮神社 第二大楠も狐の住処だったような、大穴が明いていました。
きっとこんな感じだったんでしょうね。
◆ 来宮神社の第二大楠
http://rebox.hamazo.tv/e2521149.html
【楠の破片】
大昔の大楠の破片ではなく、別の大楠が裏山にあったそうです。
その楠が、伊勢湾台風で倒れたときの、その楠の破片だ・・・とのことでした。
※ 場所は、民家のすぐ裏山、みかん畑となっています。現地場所へ行くには
民家敷地を通らないと、自由に見学できませんので、注意してください。
◆ 地図はこちら
三ヶ日町の民話と伝説
2011/05/09 切り通しの一つ地蔵
2011/04/18 おしどり池
2011/02/04 婿山
2011/01/10 瀬戸の猪鼻岩
2010/12/28 神明浦のお近火
2010/09/04 日比沢の大楠
2010/06/15 樹上の落ち武者
2010/05/08 尾奈の峰合戦
2010/03/26 公家塚
2010/03/10 廣福寺
2009/06/23 玉庵禅師
2009/06/11 大里のお虎狐
2009/04/21 ほうづき駅跡
2009/02/17 巡礼の祟り屋敷
2008/11/24 鵺代 八柱神社
2008/09/25 幡教寺跡
2007/10/20 三ヶ日町、名称発祥の池
2007/09/21 共栄座
2007/08/31 瓶割峠
2007/08/19 幡教寺跡
2007/07/09 沖の瀬御殿
2007/07/04 宇志八幡宮
2007/05/30 佐久城城主
2007/05/23 佐久城2
2007/05/20 佐久城跡
2007/01/07 ダイダラボッチの足跡
2006/12/25 猪鼻湖神社
2006/12/18 つぶて島
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三ヶ日町、日比沢に、大昔、大楠がありました。
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三ヶ日町の昔ばなし 【民話と伝説】
目通り、周囲22メートル余・樹高40メートル余。 幾多の街道記にも記された
大木であったが、明治33年伐採され、根まで掘り取られて樟脳を採取された。
後に、楠木屋の先祖 鈴木七平 が 楠神社を建立し祀っていた。
今は、蜜柑畑になっているが、元あった場所に楠神社も改築して当主が毎朝夕
お参りしている。
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◆ 日比沢の大楠
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【鈴木家所有の楠の掛け軸絵】
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今から、だいぶ昔のことである。
三ヶ日町の日比沢に、世にも珍しい大楠があった。
日比沢は、本坂峠に近い村なので、昔は参勤交代の大名たちが通った。
ある時、この大楠を見た大名が、「これは大きい。どのくらいあるか測ってみよ、
そうだ向こう側に行って、槍を構えてみよ」 と言った。
家来が、6メートルの大槍を横に構えて見たが、穂先も、石づきも見えなかった
ということである。 当時の幹の周りは、 5丈1尺、 約15、5メートル、
高さは13間というから、 23メートル。 枝をはると、5アールもあったというから、
実に大きなもので、あったのである。 この幹の中に大きな穴があいていて
その中には沢山の狐が住んでいた。 この狐たちは別に悪いことをするでもなかったので、
村の人は、どうということはしていなかった。 ところで、ある冬の朝だった。
この狐たちがやかましく鳴き出した。 「どうしたんだろう。バカに鳴くな」
村の人達が、そういっている時、この楠の大枝が、どう、と落ちてきたということである。
それは明治10年(1877)年のことだったという。 そして、それからほどなく、
楠全体が倒れてしまい、狐たちも、どこかに宿がえしたという。
三ヶ日町教育委員会【民話と伝説】
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熱海の来宮神社へ行った時に見た、大楠と同じくらいの大きさだったんでしょうね~
◆ 天然記念物 大楠
http://rebox.hamazo.tv/e2483278.html
楠の中には、たくさんの狐が住んでいた・・・とあります。
熱海の来宮神社 第二大楠も狐の住処だったような、大穴が明いていました。
きっとこんな感じだったんでしょうね。
◆ 来宮神社の第二大楠
http://rebox.hamazo.tv/e2521149.html
【楠の破片】
大昔の大楠の破片ではなく、別の大楠が裏山にあったそうです。
その楠が、伊勢湾台風で倒れたときの、その楠の破片だ・・・とのことでした。
※ 場所は、民家のすぐ裏山、みかん畑となっています。現地場所へ行くには
民家敷地を通らないと、自由に見学できませんので、注意してください。
◆ 地図はこちら
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