かぐや姫の物語

rebox

2014年05月28日 07:46





  
   紳士と、映画観に行くのこれで2回目・・?





    前回は、観に行ったのではない、私の部屋で、DVDを見ただけだろう・・・


   ◆ ZEN(禅)
      http://rebox.hamazo.tv/e4913232.html



 そんな事どうでもいいの!・・紳士と映画観て、お話ししたかっただけなの!





    ・・・で、どうだったんだ・・・?



   う~~ん・・そうね~・・ 「姫の犯した罪と罰」 何となくわかったような・・? 
   わからなかったような~・・? そんな感じかなぁ~
   ・・・で、紳士は・・・?



    ああ・・・この映画は、 「竹取物語」 の原作を忠実に、表現していると言う事だ・・
    竹取物語が作られた当時の日本は、仏教の影響を大きく受けていた事が伺われる。
    日本人が、中国へ渡り、多くの仏教書を日本に輸入してきたことだろう・・・


    
    その 仏教を より広く日本へ伝えるために、この物語は作られたのだろう・・・




    へぇ~~~そうなの・・? 竹取物語って・・・仏教を伝えるためのものだったの・・?




     おそらく・・そう だろう・・・
    



    昔の人も、現在の人も、繰り返される生死の営み・・・
    あらゆる感情や煩悩に支配され、この世界で 「生きる」 ということは、
    大変な事だったのであろう・・・それは、昔も現在も変わりはないが・・
    

    そこで、仏教では、「生きる意味を・・・」 なんと説いているか・・・? 
    煩悩の支配から、脱却し・・・静かで心の乱れさえも無い平和な地へと
    行くことができる・・・と説いている。


    
    その、安らぎの境地こそが、涅槃


◆ 涅槃
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%85%E6%A7%83





  

    そういえば・・・昔~・・・「涅槃で待つ・・」 という言葉がニュースを賑わしたような・・・?



  
   それは・・・このことだろう
   http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114961336


   涅槃・・・「人間の本能から起こる精神の迷いがなくなった状態」・・・
   これこそが元来の仏教の教えであり、僧たちが修行に励む理由だ
   そして、 『かぐや姫の物語』 で月の民が 仏の姿をしていたことからもわかるように、

   
    竹取物語では、月が、その涅槃だと描写しているのだ。
    つまり、月の民は皆、修行の末に涅槃に行き着いた者たち。
    だから、怒りも悲しみも、その他の感情も感じない。


    このことから考えると、未だ煩悩から脱却できずにいる地球の民とは、愚かな存在。
    その地球に対し興味を抱き、心を乱され、地球人のような生き方に憧れを抱くことは、
    月の民からすれば、罪


    涅槃に至ったにもかかわらず、未だ心を乱しているだなんて、
    仏教の教えからすれば、論外の大罪なのだ
    それこそが、かぐや姫の犯した、罪。


    そして、そのようなかぐや姫に対して、与えられた罰が、地球に行くこと。
    地球に行き、様々な煩悩に支配され、生きることの苦しみを味わう。
    それが、月の民から与えられた、罰。






    そして、かぐや姫は、地球にきて、これでもかというくらい様々な感情に苦しむことになる
    何度も悲しみ、怒り、涙する・・・
    そして、 「月に帰りたい 」 そのように願うようになる・・・


    煩悩からの脱却を望むようになる。
    そうすればまた、心に乱れのない涅槃の状態となり、より平穏な心を手にすることができる・・・。



    散々煩悩に苦しみ、地球という煩悩の地からの脱却を心から願う・・・
    そのような、罰が見事に遂行されたわけだ。



    そして、月の民は、かぐや姫を迎えに訪れ、もう罪は償ったのだから、と・・・
    速やかに羽衣をかけてあげ、煩悩から かぐや姫を救ってあげるのだ




    これが 『かぐや姫の物語』 の全貌なのだ



   へぇぇぇぇ~~~~~そういう物語だったんだぁぁぁぁ~~
   なるほどぉぉぉ~~~なっとく~~~
   さすが、紳士ねぇ~~ やっぱり、紳士と映画観に行ってよかったぁ~~
   (ドラドラくんじゃなくて・・・)      
                                 





   

    この映画には、他にもいろいろな煩悩が含まれている・・・



  
   へぇ・・・? なんですか・・それ・・?




     翁にとって、かぐや姫は、愛おしくて愛おしくてたまらない存在だったのだ・・・
     そんな翁の考え方も、煩悩なのだ・・・翁にとっての欲望・・・
     そう・・子煩悩という、煩悩・・・欲望だ!!


     翁は、かぐや姫の事だけを想って、やっているすべての行動が
     かぐや姫の心とは、裏腹となってしまう・・・



   
    捨丸との、恋愛も 「愛欲」 という煩悩だ!!



    
    五人の貴公子、帝も・・・すべて、欲望だ!!



    欲望の世界・・・ 地球での世界は欲望の世界である・・
    欲望がない世界は、月の世界・・・欲望がないから清浄であり、何の争いごともない・・・
    欲情もない、愛もない・・・愛されることもない・・死ぬこともなければ、苦しむこともない
    色もなければ、音もない・・



    何もない・・・清浄な世界・・・そんな清浄な世界で、平和で平穏で、
    なんの不満のない清浄な世界で・・・ 地球への憧れ・・・地球には何があるのか・・・?



   そんな、地球に行きたい・・・などと思う事自体が欲望であり、煩悩なのだ!







    人間は、必ずいつか死ぬ。 そう、それは、だれも逃げることはできない定めなのだ!
    死ぬときには、地位 も 名誉も、お金も、友人も、・・・思い出もすべて・・・
    あの世に持っていくことはできない。 当然記憶もすべてなくしてしまう。


    記憶は、すべて無くなるのかもしれない・・・しかし・・魂は、どうだろう・・・?
    死んだら自分の魂も消滅するのか・・・? あの世で魂だけは残るのか・・・?
    それは、死んでみないとわからないだろうが・・・ 



     月の世界に行くときには、地球の記憶は消されてしまう・・・
     しかし・・記憶は消されても、 命の記憶(魂)は残っているのか・・・?
     魂の記憶・・・自分の命とは・・・自分とはいったい何なのか・・?


     
     命の記憶・・・ 命の(魂)記憶とは・・・?  命とは・・?



◆ いのちの記憶
  http://youtu.be/Kvzz5-PkorE





   ふ~~~ん・・なるほどねぇ~~ そんなメッセージがこの映画に込められているんですねぇ~
   この映画・・・子供向きではないかもしれないけれど・・・
   こんな凄い作品を日本はつくれるんだということ、
   人生の生きる価値をあらためて見つめなおさせてくれるということ・・・



    そしてそれは美しくも哀しい日本らしい四季の彩りで綴られていることを、
    ぜひ一人でも多くの人にみてもらいたいですよね~






      この映画を作る事になったのは 氏家齊一郎 という人の一声があったからだった
      という事だ。 大きな赤字を生んでも構わない・・・金はすべて俺が出す。
      俺の死に土産だ・・・ そんな一言があったらしい


◆ 氏家 齊一郎(うじいえ せいいちろう


    なかなか、こんな 太っ腹な事は、言えないが、
    氏家氏にしてみれば・・・相当な思い入れがあったんだろう・・・
    そして・・この映画をつくるのに8年の歳月をようしたということらしい・・・


  
  この方・・・映画の完成前に亡くなっているんですね・・・
  完成映画を見てないんですよね・・・



    
    そうだな・・・まさに、氏家 齊一郎氏の 魂が込められた作品になっているということだ・・・







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