木造のユニットハウスなんてどうかな？

木造の建築物には、耐力壁と言うものを作らないといけません。（基本的に．．．）
　　※限界耐力計算等、他の計算方法は別扱いです。

耐力壁とは、．．．筋交いとか．．．、構造用合板（合板とは限りません）等面材を打ち付けた壁の事です。構造は数種類あって、壁の倍率というものが決められています。

ここまでは、建築関係者であれば誰でも知っている事です。

しかし、耐力壁の長さの最小値は？どのくらいでしょうか？

私も知らなかったのですが．．．、はっきりと決まっていないそうです。

常識的には、筋交いの壁で90cm程度まで．．．、
面材貼りの壁で６０ｃｍ以上が常識とされています。

　（財）日本住宅・木材技術センター「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」によれば、
すじかいの場合の巾と高さの比を以下のように定めています。
　　　
　　　　　　　　　　　　◆　高さ／巾≦3.5
　
これによれば、例えば階高2.8mの場合、
筋かいが設置できる柱間隔の最小値は280÷3.5＝80cmとなります。

また、すじかいは一種のトラス構造ですので、斜材であるすじかいの角度があまり急だと効かないし、
また、すじかいプレートが設置できないなど施工上の問題も生じます。

一方、構造用合板などの面材耐力壁の場合は、すじかいよりも巾を狭く出来ますが。
　但し、あまり巾が狭いと、曲げ変形が大きくなってくるので、耐力壁の剛性が下がってしまいます

例えば、さすがに巾２０ｃｍ程度の耐力壁というのは、無理だと判りますが、
それでは、どこで線引きをすべきなのだろうか？．．．．

では、いくらまでならよしとするのか．．．．？というのが問題です。
このあたりは微妙な判断でしょうね．．．！？

ちなみに、ＲＥＢＯＸ の耐力壁は．．．柱の芯々で ４５ｃｍです。
壁倍率２．５で壁量計算可能です。