食べて、祈って、恋をして

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食べて、祈って、恋をして


食べて、祈って、恋をして・・・の映画原作者 エリザベス・ギルバート

の ” 創造性をはぐくむには・・・ ” の言葉です。


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クリエイティブな仕事をやっている方たちの悩み不安・・・

それは、今の自分を超えられるのか・・・?

次の作品は・・・前回の作品を超えられるのか・・・?

想像に苦悩はつきものであり、ある有名な作家は、 「自分の作品にじわりじわりと、

追いつめられる・・・」 そんな言葉を残し、自殺した人がいるそうです。 そんな

芸術家・・・と言われる作家も含め、多くの方たちはいったいどんな想像しているのか・・・?

芸術性は、最終的に必ず苦痛をもたらすと・・・?

芸術家、創作者が最終的に行き着くところはどこか・・・?

・・・と考えたそうです。


食べて、祈って、恋をして


その答えのヒントが、 古代ギリシャとローマにあったそうです。

古代ギリシャ と ローマ時代の人々には、創造性が人にあるとは信じられていなかった

とのことです。 創造性は、人に付き添う精霊で遠く未知の世界から来た・・・

古代ギリシャ人は精霊を ダイモン と呼びました。

ソクラテス は ダイモン がついていると信じていた。


◆ ダイモン
  http://www.jiten.info/dic/daimon.html

◆ ギリシア人の霊魂観にある、守護霊の総称
  http://red.sakura.ne.jp/~co-wards/explain/term/daemon.html


遠くから叡智を語ってきたと・・・ ローマ人も同じでしたが、肉体のない創造の霊を

ジーニアス(天才)と呼びました。 彼らは、肉体のないジーニアスを能力のある個人とは

考えなかった、あの精霊の事だと考えていた。 その精霊たちは、創作活動をこっそり手伝い

たとえば、過剰な自惚れから立派な作品ができても・・・これは、自分だけの功績ではない。

霊が助けたからだ・・・逆に・・・失敗しても自分だけのせいじゃない・・・

ジーニアスが失敗したんだ・・・ 自分以外に責任転嫁できる・・・(笑) えー


食べて、祈って、恋をして


これは、長らく西洋に浸透していましたが、ルネッサンスがすべてを変えました。

世界の中心に、人間を置こうじゃないか・・・そのような考え方の元 古代の人には、

精霊 も 神も当たり前に身近にいた存在であったものが、ルネッサンス以降

神の声を伝える謎の生き物の存在は消え、合理的人文主義が誕生した。

そして、芸術家が ジーニアス(天才) と 称賛されるようになったと・・・

古代では、ジーニアスという存在が、個人とは別に存在していたものが

個人が ジーニアス(天才) になってしまった。

ジーニアス が そばにいるという存在ではなく、個人そのものが

ジーニアスであると・・・これは大きな間違いです。

何か創ろうとした人ならわかる、なんとなくでも・・・ 非合理的な・・・

時に、 超常現象とさえ感じる・・・ 「天から創造性が降ってくる・・・」 

おぉぉ~~ 神よ!!


食べて、祈って、恋をして


こんな話もあります。 北アフリカの砂漠では、月夜に踊りの祭典があります

明け方まで何時間も踊るのです・・・

たまに、 ごくまれに 踊り手が一線を超える時があるそうです。

いつもの踊りと変わらないはずなのに、なぜか周囲と符合する。

周りの 自然、人々、空気と一体となって 突然人には見えなくなる・・・

足元から、体の内側から神々しく 燃え上がるんです。

太古の人々は、 そんなとき 何が起きたのか わかっていました。

自分たちの 普段からの体験を通して、何が起こっているのか理解していたんでしょうね~

そんなとき、周りの人々は、両手を合わせ唱え始めます。

アラー アラーの神よ・・・神よ!! なんて、掛け声をかけるそうです。

「いいぞ~」  とか・・・ 「がんばれ~」 という意味での掛け声だそうです。

この掛け声が・・・ アラー が オレー に変化したものらしいですね~

これが・・サッカーの 掛け声で・・・ オ レーオ レ オ レ オ レー の掛け声に

代わっていったとのことです。

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食べて、祈って、恋をして


日本でも、全国各地で朝まで踊り続ける伝統文化がありますが、 

それも、ルーツは、同じなんでしょうね~ 引佐の ひよんどり とか・・・ 水窪の田楽 とか・・・

周りの自然、人々、空気と一体となって・・・

突然人には見えなくなり・・・

足元から、体の内側から神々しく、燃え上がる・・・ 

そんな体験を通して、人間 と 神様の存在・・・? を認識したんでしょうかねぇ~・・・




エリザベス・ギルバート 原作の映画  「食べて、祈って、恋をして

エリザベス・ギルバート・・・本人自身の自伝を、小説にしたそうです。



心の赴くままに旅をする・・・

心を空っぽにして・・・入り口を作る・・・

そこに、宇宙がなだれ込む・・・

そのとき、君は愛で満たされる・・・

そこからまた新たな旅が始まる・・・

こんな、フレーズで映画が紹介されています。 

まだ映画は見たことありませんが・・・ あせる



心の旅は、身近な・・・どこでも・・・手に入るのかもしれませんね~

自分の考え方・・・心の在り方次第で・・・ にっこり


◆ エリザベスギルバート 「創造性をはぐくむには・・・」
  http://www.ted.com/talks/lang/ja/elizabeth_gilbert_on_genius.html





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