葉がらし とは..?

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2008年03月12日 14:07



葉がらしは、伐採した木を、枝葉をすべてつけたまま、
山林に3ヶ月以上放置して自然乾燥させることです。

木は伐採されても、枝葉はまだ生命活動を続けているため、
木材本体の水分や養分を使って光合成を行います。
このため、木本体から水分や養分が減少していきます。



 
なぜこのような手間のかかる、葉がらしを行うのか...?


木材をゆっくりと天然乾燥させ、
含水率を平均的に一定値まで落とすことにより、
収縮、反りなどの狂いが少ない安定した木材を作ることができます。


さらに、木材に、でんぷん質等の養分が少なくなるため、それを栄養とする
カビが生えにくくなります。





人工乾燥材との比較

人工乾燥
メリット
  1.伐採、製材、製品化が早い
  2.安定供給が出来る
  3.比較的に材のコストを抑えることが出来る

デメリット
  1.材料がカビやすい
  2.材の割れが大きい
  3.材の油分が少なく、材の粘りがない
  4.色ツヤが悪い


天然乾燥
メリット
  1.材料がカビにくい
  2.材の割れが少ない
  3.材の油分が多く、材の粘り強さがある
  4.色ツヤが良い


デメリット
  1.製品化までの、時間がかかる
  2.材のコストが、通常、杉材より多少高い

※ 天竜T.S.ドライシステム協同組合では、小規模材木店が組合をつくり
  安定供給、高品質確保、を常に研究しています


◆ 葉がらし 1. 葉がらし とは..?   

◆ 葉がらし 2. 天竜杉葉がらし材

◆ 新月伐採  新月材

◆ 伐採方法   伐採方向  山側?  谷側?   




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