葉がらし とは..?
葉がらしは、伐採した木を、枝葉をすべてつけたまま、
山林に3ヶ月以上放置して
自然乾燥させることです。
木は伐採されても、枝葉はまだ生命活動を続けているため、
木材本体の水分や養分を使って光合成を行います。
このため、木本体から水分や養分が減少していきます。
なぜこのような手間のかかる、
葉がらしを行うのか...?
木材をゆっくりと天然乾燥させ、
含水率を平均的に一定値まで落とすことにより、
収縮、反りなどの狂いが少ない安定した木材を作ることができます。
さらに、木材に、でんぷん質等の養分が少なくなるため、それを栄養とする
カビが生えにくくなります。
人工乾燥材との比較
人工乾燥
メリット
1.伐採、製材、製品化が早い
2.安定供給が出来る
3.比較的に材のコストを抑えることが出来る
デメリット
1.材料がカビやすい
2.材の割れが大きい
3.材の油分が少なく、材の粘りがない
4.色ツヤが悪い
天然乾燥
メリット
1.材料がカビにくい
2.材の割れが少ない
3.材の油分が多く、材の粘り強さがある
4.色ツヤが良い
デメリット
1.製品化までの、時間がかかる
2.材のコストが、通常、杉材より多少高い
※
天竜T.S.ドライシステム協同組合では、小規模材木店が組合をつくり
安定供給、高品質確保、を常に研究しています
◆ 葉がらし 1.
葉がらし とは..?
◆ 葉がらし 2.
天竜杉葉がらし材
◆ 新月伐採
新月材
◆ 伐採方法
伐採方向 山側? 谷側?
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