木材強度
約4年前の写真なのですが...
浜北の林業試験場での木材強度試験ですね。
天竜杉、天然乾燥、葉がらし材です。機械で力を徐々にかけていくと、木材が
50cm~60cm位(それ位曲がったように見えました。実際は...?)
弓なりになって、曲がったと思います。
写真で見るように
かなり変形してます。木材が弓なりに反って、木材下端が、引き裂かれるように
大きな音と共に破断します。
本当にかなり変形してから、破断しました。
そして、
驚いたのは、この後です。その破断した木材がある程度元の
まっすぐな状態へ戻っているんですね...
強度は、割れてしまっているので、元の状態には戻りませんが
形状は、ほぼ元の状態へ戻ります。
無垢の、木材の特徴は、ここなんですね。
元の状態へ戻る「復元能力です」鉄骨とか、コンクリートは
確かに強度は、あるかもしれませんが..粘り強さにおいては、
木材にかないません、(バネとか特殊金属は除く)
鉄などの場合、変形したら、元に戻りにくいですね、元に戻そうとすると
金属疲労で、強度が落ちます。
このような、木材の粘り強さを、利用した工法が
「伝統工法ですね」
「在来工法」ではありません。「伝統工法です」
「在来工法」..と
..「伝統工法」は..木材に対しての考え方が違います。
その違いは....又後日..記事にします..(いつになる事やら...?)(笑)
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