表屋造

rebox

2010年11月07日 23:51




元興寺へ見学へ行った時、 見学予約時間までに少し時間があったため、

元興寺門前の、酒屋さんへ寄りました。


◆ 小川又兵衛商店  ならまち店


元興寺の本当に目の前にあります。

    「究極  大人の贅沢  昼酒はいかが・・・?」  

の案内につられて、ついつい 屋根裏探検 の前にチョイといっぱい・・・ 


  「 チョイといっぱいのつもりで飲んで~・・・いつのまにやら~ はしご酒~・・・」 

なんて事にならないうちに引き上げましたが・・(笑) 



ここの酒問屋さん、奈良県の文化財に指定されていたんですね~ びっくりです。 

少し建物の中を案内してもらいました。

間口は狭く、奥行きが深い、所謂ウナギの寝床・・・

「表屋造」 と言われるそうです。   江戸時代に建てられたとのことでした。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

元興寺門前、鵲町にある小川家(酒問屋)は、奈良町家の中でも、店と住まいが
別棟になっている 「表屋造」 の代表格である。

簡単に言えば、通りに面して店があり坪庭を隔てて 主屋、さらに中庭を隔てて蔵がある。
奈良格子の建て付けで、間口に較べて奥が深いことから、ウナギの寝床と呼ばれる。

表戸を入り、中戸から台所に到る。 奥行き三十三間半、大屋根まで吹き抜けになって
いるのに圧倒される。

この構造は、換気はもちろん万が一の祭、延焼を避けるものだ。

「表屋造」 の中で忘れてならないのが坪庭の存在。 風を通すと同時に、明かりとりの
役割をも果たしてくれる。

白い砂地に品の良い石灯籠が見事な調和を醸し出しており、また中庭には苔の緑と
春日灯籠、手水鉢の水が流れ落ちると、そこは水琴窟。 まさしく小天地という言葉が
連想される。

築80余年の町屋は、じっとり暑い夏の日、 スーッと微風が吹き込んでくる。
それを、昔の人は 「極楽のあまり風」 と呼び、重宝したといいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                                      店内の案内板より引用









◆ 元興寺
  http://rebox.hamazo.tv/e2695086.html

◆ 屋根裏探検
  http://rebox.hamazo.tv/e2698072.html

関連記事