表屋造
元興寺へ見学へ行った時、 見学予約時間までに少し時間があったため、
元興寺門前の、酒屋さんへ寄りました。
◆ 小川又兵衛商店 ならまち店
元興寺の本当に目の前にあります。
「究極 大人の贅沢 昼酒はいかが・・・?」
の案内につられて、ついつい
屋根裏探検 の前にチョイといっぱい・・・
「 チョイといっぱいのつもりで飲んで~・・・いつのまにやら~ はしご酒~・・・」
なんて事にならないうちに引き上げましたが・・(笑)
ここの酒問屋さん、奈良県の文化財に指定されていたんですね~ びっくりです。
少し建物の中を案内してもらいました。
間口は狭く、奥行きが深い、所謂ウナギの寝床・・・
「表屋造」 と言われるそうです。 江戸時代に建てられたとのことでした。
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元興寺門前、鵲町にある小川家(酒問屋)は、奈良町家の中でも、店と住まいが
別棟になっている 「表屋造」 の代表格である。
簡単に言えば、通りに面して店があり坪庭を隔てて 主屋、さらに中庭を隔てて蔵がある。
奈良格子の建て付けで、間口に較べて奥が深いことから、ウナギの寝床と呼ばれる。
表戸を入り、中戸から台所に到る。 奥行き三十三間半、大屋根まで吹き抜けになって
いるのに圧倒される。
この構造は、換気はもちろん万が一の祭、延焼を避けるものだ。
「表屋造」 の中で忘れてならないのが坪庭の存在。 風を通すと同時に、明かりとりの
役割をも果たしてくれる。
白い砂地に品の良い石灯籠が見事な調和を醸し出しており、また中庭には苔の緑と
春日灯籠、手水鉢の水が流れ落ちると、そこは水琴窟。 まさしく小天地という言葉が
連想される。
築80余年の町屋は、じっとり暑い夏の日、 スーッと微風が吹き込んでくる。
それを、昔の人は 「極楽のあまり風」 と呼び、重宝したといいます。
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店内の案内板より引用
◆ 元興寺
http://rebox.hamazo.tv/e2695086.html
◆ 屋根裏探検
http://rebox.hamazo.tv/e2698072.html
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