キャンドルナイトに想う..

rebox

2007年06月19日 12:59

100万人のキャンドルナイト、良いですね!!

何が良いのかって言うと、  目的の無いところが良いです

「これはこのため」とか「これはこういうふうにやる」というのが、あまりキャ

ンドルナイトでは決まっていない。それが可能性をとても感じさせるものだなと
思っています。



ほかの環境のいろんな運動に比べると、そこがひとつ大きく違う点で

はないかと思います。

「地球温暖化防止のために電気をみんなで消そう」ではなくて、

ただ 「しよう」 だけの運動だということです。

「これこれの目的のためにやろう」と思ったら、その目的に賛成する人しか集まらない。

それは、これまでの活動と同じ形になると思います。

そうじゃなくて、目的はそれぞれの人が決めればいい

それぞれ、自分が大事だと思っていることをやること...、

目的をわざわざ決めない...  2時間電気を消す、

ロウソクの光でスローな夜を過ごすという、それだけをキャンペーンですね





目的は何でもいい... 

キャンドルナイトというのはある意味、そこに参加する人が何かから「手を離す」

そのひとつのきっかけになっていると思います。 「この2時間は何かから手を離す」

そういう時間になっているんだろうなと思います。

何の目的かわからないけど、何かを置いてみる。何かから手を離してみる。

そうしてはじめて、そうでなかったら見えなかったものが見えたり、

そうじゃなかったら気がつかなかったものに気がついたりする。

キャンドルナイトはそのひとつのきっかけになっているんだろうなと思います。


「○○のために△△しましょう」ではなくて...
ただ、「2時間何かから手を離しましょう」――それだけを言っている。
手を離した結果、そこに何が見えるのか。何が得られるのか。

それはその人が発見する。

その発見するのが面白かったり、楽しかったり、豊かな時間だったりします




何よりも大事なのは、立ち止まるきっかけと口実ですね

感じるにしても、...考えるにしても、...思い出すにしても、...
つながるにしても、... これは時間が必要です。

大体、私たちの日常は忙しいです。周りの人たちの日常も忙しいです。

そのときに、きっかけでも口実でもいいので、2時間立ち止まる

そういう時間は、すごく大事なことかな...  なんて思っています。


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