昨日、管理建築士講習会へ行ってきました。
話しには聞いていたのですが・・・
一日中びっしりと、 約8時間 9:30~5:30まで・・・
途中休憩は、あるものの、ほとんど教室でテキストと、ず~~~とっ・・・にらめっこ・・・
うわさ通り、確かに、しんどかったですね~ (笑)
ま~でも、講習会を受けて、良かったと思いますね
イヤ、受けないと、いけないと思います。 というよりも、受けるのが義務なんですが・・・
それというのも、この講習会が、義務化されたのは、
例の 「耐震偽装事件」 があった事が理由だからです。
事件後、「建築士」 に対する社会的責任が クローズアップ されました。
「建築士」 って何・・・? 「ごまかしやってて・・・ダメジャン!!」 なんて・・・
事件当時・・・「建築士」 仲間同士の話しでは、
「問題は、建設業界全体の仕事の 委託、受発注方法等に問題があり
建築士だけの問題じゃない・・・」
なんて、話しが結構多かったですね・・・
ようするに、元請け建設業者(建築主)が設計事務所に設計委託する場合等、
「コストを下げろ、安く施工する方法を考えろ・・・
総工費○○○千万円で出来るようにしろ・・・」
半強制的に言われると、その様にやらなければ・・・
なんて、天の声からの命令のように、盲目的に従わざるをえないような
状況に陥ってしまったのではないか・・・?
そんな設計事務所が結構あるのではないのか・・・?
そこで、建築士は
「鉄筋の量を、ごまかせばうまくコストを下げられる・・・そのために、
構造計算ソフトを少し変更改良して・・・」
なんて事に、なったんでしょうね~・・・?
・・・で、 結局こういった事件を防ぐ方法は、建設業界のしくみも問題の一つですが、
やはり、建築士の 「意識改革」 の問題ということになったんでしょうね。
建物を建てる場合、必ず設計士「建築士」が関わります。 その建築士が、
倫理を持って対峙することで、今後、このような事件を未然に防ぐ・・・
ということなんでしょうね。
そういったことを示すように、講習会のテキストでも一番最初に建築士の職責が出てきます。
建築士の 「倫理」 と 「品格」 を、法律で明文化したんですね・・・
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建築士の職責規定の新設 建築士法(職責)
第二条の二
建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して
建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を
おこなわなければならない。
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事件後、「建築士」 の 「品格」 が地に落ちたから、建築士としての 「品格」 を
もっと、もっと上げれば、より社会的に認められる存在となっていくだろう・・・
ということなんでしょうね~
講習会でも、建築士としての 「品格」 を重要視しているように感じます。
すべてにおいて、罰則が厳しくなり、厳格になっています。
理由のない遅刻はすべて欠席扱い・・・
講習中の途中早退も欠席扱い・・・
講習中の携帯電話使用も退場させる・・・等
ま~こんな事は、あたりまえ、と言えば、あたりまえなのですが・・・
「品格」 が求められているんですよね・・・
逆の見方でいうと・・・ 今まで、よっぽど、「品格」 がなかったんでしょうね~